2018年5月

何十年

好きです

その言葉をいうのに

何十年かかったかな


 詩 山本 善久

海の月

海の月

しゃがんだ君が

触れた砂


海の月

さらさらとこぼれて

うつむいた


海の月

言葉じゃないね

いいよこのまま


海の月

僕はいくよ

君をおいて


 詩 山本 善久

人間

風がきもちいい

そんなこと思わなかった


人間に戻れたのかもしれない


 詩 山本 善久

最近どう?

おいしいもの食べに行きたい


そんな理由でいいよ

あの頃より

少しお金はあるんだ


いいわけはなんでもいいから

逢いにおいで


 詩 山本 善久

もう一回

遅れたっていいよ

もう一回やってみよう


そうやって

ここまできたのだから


 詩 山本 善久

マッサジチェア

マッサジチェアのような

手軽さで

僕を思い出してよ

そんなもんでいいからさ


 詩 山本 善久

わかんない

朝焼けか夕暮れか

写真にしたら

わからないように

君か君じゃないか

わからなくなるね


どっちでもいいか


 詩 山本 善久

もう少し

もう少しだけ

もう少しだけ

がんばってみよう


穏やかになれたよ

戻ることはないけど


 詩 山本 善久

ちょうどいい

ちょうどいい

そんな距離があるね


 詩 山本 善久

こんな形もいいよね

いいじゃない





 詩 山本 善久

つむぐ

僕がつむいできた言葉に

君が

怒ったり

勇気付けられたり

何かのたしになったのなら


よかった

もう少しだけつむごう


 詩 山本 善久

美しい

思い出に

罪はない

すべて

美しい

思いでならね


 詩 山本 善久



そう

その思いはむねに


 詩 山本 善久

どうも

思い出した?

ありがとう

あの頃とはちがうけど


僕は僕

君は君


 詩 山本 善久

こだわり

逢う

という文字は

貴方にしか使わなかった

つかわなかたんだよ


 詩 山本 善久

砂金

それでも待っていてください

砂金にのって

君に逢いにいくから


 詩 山本 善久

何度でも

あきらめてしまえば

そこで終わりだから

何度でも

何度でも


ここから


 詩 山本 善久

すべりこみ

追いついたのは

日々じゃなくて

思い


すべりこみセーフの

しし座ですから


 詩 山本 善久

いい歌ができたから

いつか

君に聴かせるね


そんなに

遠くない未来に


 詩 山本 善久

どうしてる?

君はわかった

でも

君はどうしてる?


便利だから

便利じゃない世の中


知りたいことは

全部知るか

全部しれないかで

よかったのに



どうか

幸せでありますように


 詩 山本 善久

早口言葉

早口言葉みたいなもんだよ

いえることに意味があって

内容なんてない


だから

気にするだけ

ソン


 詩 山本 善久

短い言葉に

いろんなもんつめました


固形キューブに

お湯を掛けるように


もどしてください

けっこう


いい味しますよ


 詩 山本 善久

僕は僕

振り上げたこぶしは

振り下ろしたっていいけど

心はいつまでも


笑われたっていいんだ

僕は僕


 詩 山本 善久

僕をみて

話せない人に

何を話す


ただ

我慢


答えがほしいなら

僕をみてください


 詩 山本 善久

かえして

君に恋した

あの夜をかえしてよ


あんなに

恋したのに


 詩 山本 善久

関係性

遠いとこところで

踏んだ

砂が

ここで

作用するような


縦の線も横の線も


すべては関係している


 詩 山本 善久

よかった

よかった

幸せなら

僕が傷つけた分

どうか幸せに

君の不幸は

僕が全部背負うから


 詩 山本 善久

責任

じゃ

責任取れる?

その人生に


 詩 山本 善久

つながった

くびのかわ1枚

つながった


指先

僕と君


 詩 山本 善久

ツボ

動き出したのは

身体じゃなくて



ツボ押しみたいに

つながっていく


点と点


 詩 山本 善久

砂の時

手の平から

こぼれたのは

砂?

あの日二人で走った

あの時の


もういいね

はいてしまおう


同じ時間はもう

戻らないのだから


 詩 山本 善久